埋葬されてもゲームがしたい

PC/Steamゲームのプレイ感想を中心に書いてます

【Branching Paths】日本のインディーイベントにスポットを当てたドキュメンタリー【感想】

Branching Paths on Steam (980円:日本語有り)

www.youtube.com

『Branching Paths』は日本のインディーゲームに興味がある人、ゲーム開発をしている人にオススメの作品で、開発者のインタビューと日本のインディーゲームイベントがメインに取り上げられています。

今でこそSwitchやPS4で多くのインディーゲームが移植され遊ばれているが、当時の日本ではインディーゲームをメディアが取り上げる機会がないので認知度が低く、発信するイベントもない状態だった。多くがPCゲームのみで、コミックマーケットで同人ゲームとして手売りする存在に近かった。しかし、BitSummitの発足をキッカケに東京ゲームショーでもインディーゲームが出展する事で、メディアでも取り上げるようになりインディー市場が大きく変化していく様子が見られる。

開発者のインタビューでは、ゲーム作成するキッカケや海外展開するべき内容等、日本ならではの開発環境も聞くことができる。開発者同士が集まるコミュニティ「PICOTACHI」ついては、アドバイスをし、刺激を与える良い開発環境が出来ている事が知れる。今は多くのパブリッシャーが協力的でゲームを販売しやすい環境も整いつつあり、日本のインディーゲーム市場の明るい情報もあるが、年々スマホゲームのブースが増え、日本のコンシューマー市場が縮小している様子も少し取り上げられていた。

Indie Game: The Movieの様なドキュメンタリーと違い、本当にインタビュー記事を動画にしたって感じに近い。それでも日本のインディーゲーム開発環境を知るという意味では、とても良い内容だったので満足しています。

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個人的メモ

2010年頃『Minecraft』『Super Meat Boy』『Braid』の作品をキッカケに大きなインディー旋風が巻き起こり、日本のインディー作品にも興味を持たれ始めた。※初めてSteamで発売された日本の同人ゲーム『Recettear: An Item Shop's Tale』はbundle売りではあるが、販売から3ヶ月で10万本の売り上げた。これを機に日本のインディー市場に大きな可能性があると見出され、多くの日本産インディーゲームがSteamで販売されていったと思う。