埋葬されてもゲームがしたい

PC/Steamゲームのプレイ感想を中心に書いてます

【Tacoma】宇宙ステーション探索ゲーム

Tacoma on Steam (1,980円:日本語有り)

www.youtube.com

Tacomaは2088年の宇宙ステーションを舞台に繰り広げられるアドベンチャーストーリーだ。ミッションを進めながら見つけ出した手がかりをもとに、宇宙ステーションでクルーたちがどのように暮らし、どのような任務を遂行し、迫りくる災難に備えるのかを明らかにしていく。
Tacomaの中心施設である先端監視システムは、宇宙ステーションにおけるクルーたちの営みにかかわる重要な瞬間を3Dで捉え、記録している。プレイヤーは、これらの記録に探検をしながら触れることになる。この記録は早戻し、早送りで再生することもでき、複合的に絡まった場面を物理的な空間のように移動することができるため、多角的な視点で調査を進めることができる。
Tacomaは『Gone Home』の制作陣による新作で、ディティールの傾向やハマり度、内容の濃いストーリーライン、ゲームへの吸引力などは前作以上に増幅して引き継がれている。

~steamストア説明文~

 

ゲームシステム

AR(拡張現実)の3Dデータのログを見ることで、過去の出来事を追体験することができるウォーキングシミュレーターだ。


ストーリー

宇宙ステーション『Tacoma』には6人の乗組員とAIが平穏に過ごしていたが、数日前にデブリが衝突した事で、ステーション内の残り酸素が80時間程になり、外部との連絡も途絶えてしまった状況に陥っているのを最初のログで知ることになる。残された時間で乗組員達がどんな行動したのか、ログを辿っていくのがメインだ。その見届け人となるのが作業員のアミジョティ・フェリアー。事故後のステーションを訪ね、AI『ODIN』を回収する係である。

 

良かった点

ストーリーの本筋から外れるが、このゲームに魅力を感じた部分は宇宙ステーションを歩き回ることで乗組員6人の関係や人物像や生活を想像する面白さがある。

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彼らの個室を見ていくと本や衣服、整理整頓されているか等の様子から趣味や性格等を知ることができる。 

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食料庫を覗いてみると魚派が多いのだろうか?魚の一番消費が多く、食生活が想像できる。

他にも会話ログを調べると自分のパスワードを毎回忘れてAIに聞くようなズボらな人間性等を知ることができる。

 

 

ジャンルはウォーキングシミュレーター。アイテムの配置を見ることでつい昨日までそこで生活していたとわかるのが面白い。宇宙ステーションでの情景や雰囲気を想像するのが好きな人には楽しいゲームだろう。ウォーキングシミュレーターがそういうジャンルだからね

【2周目】アレコレ考えながらのOneShot Part8【プレイ日記】

ゲームプレイ中に都度メモ書きしたのをまとめた行動記録みたいなものでゲーム進行をなぞりつつ、途中途中でこうではないのか…?とその時に考えていた事が書いてます。

Part8では避難所(街)からエンディングの行動をまとめました

 

ニコは初めて乗ったヒコーキに感動し、放心状態になっている。セドリックもそれを見て満足している様子だ。ニコは空飛ぶ機械に乗れたこと、ワールドマシンに対する質問に答えたことに対し感謝を伝える。セドリック達の世界が消滅したと聞いた時は酷く辛い思いした。だからこそ、素敵な人達と出会えたこの世界を同じ様に終わらせたくないと前向きにニコは強く決心した。話を終え、兄妹達を迎えに行こうとするセドリックだが、空飛ぶ機械が四角形に侵食される。島に残されたカラムスとアルーラも助けることが出来なくなった。興味本位でゲームを起動し、ニコを連れ戻した。その結果、世界が前よりも崩壊し、多くの人が危険な目にあっていると思うと複雑だが、落ち込んでいる暇はない。セドリックに予定変更を言い渡される。エレベーターで下に降りたらルエに会うこと。その間にプロトの復元を試みると伝えられ、二手に分かれた。

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階段を下り、エレベーター前で点灯屋さんと出会う。ニコは状況を聞く前にエレベーターの修理すると名乗り出るが、アパートが崩れ落ちているせいで前回と同じ方法では直せないと考えている間にエレベーターも四角形に侵食され、使えなくなった。下へ向かう手段はココしかないと点灯屋さんは言うが、セドリックが時計部屋に2台のエレベーターがあると言ってた事を思い出し、へ向かうことにした。時計部屋では「Solstice」のパスワードを入力して中へ入った。室内はカラフルなパネルと2台のエレベーターがあったが、1台は使用中のようで、もう1台はレバー式のようで、ニコの背丈ではジャンプしても届かない。点灯屋さんの助けを求め、レバーを引いてもらいエレベーターの可動に成功した。出口は塔の基部…前回プレイした時、ここは何もない壁だったのに。点灯屋さんはカフェで避難している人達を誘導しようとエレベーターに戻った途端、四角形で中に閉じ込められる。返事があるので無事のようだが…ニコを助けてくれた人達が危険な目に会うのは見たくない。

避難所の地表へ出ると、工場へ向かうのは危険だと呼びかけるキップ博士と、制止を振り切るセドリックの姿が見えた。キップ博士に声をかけると安全な図書館へと誘導された。セドリックを制止出来なかった事を後悔する博士…ニコはプロトを復元するためだと説明している矢先、工場が大きく崩れ去る音がした。セドリックやプロトの助けが今回は必要だと言われてたのに二人を失った…。ニコは悲しむ気持ちを抑え、セドリックが最後に地表でルエに会ってほしいと言われた事を思い出し図書館を出ようとするが、館長と博士に止められた。

ニコは初めてこの世界に来た時は、ただ家に帰りたいとだけ思っていた。だけど、旅をしていくうちに、この世界が崩壊すると分かっていても、皆が幸せになって欲しいと思うようになった。だからこそ、元の世界に帰って欲しいと神様に言われた時はとても混乱した。そしてまたここに戻ってきて事態が飲み込めた。

「神様…本当は世界とミーを、両方とも救おうとしてくれたんだね…最後はどっちかしか選べないなんて…神様だって辛いよね?」

また同じ様な選択があっても、どんな危険な旅でもこの世界を救いたいと願うニコ。1周目の最後の選択で思い悩み、2周目を好奇心で再開した自分を許すような…救われるような台詞だった。この話を聞いた2人はニコの决意を汲み取り、外へ出るのを承諾してくれた。

外へ出て、四角形に侵食されたエレベーターに向かって声をかけたが点灯屋さんからの返事がない…無事に脱出できたと思いたい。その後すぐにキツネのルエと合流し、ルエは全てが整ったと安堵している様子だったが、セドリック達が居ないことに気付き説明すると最後の希望が…とルエは崩れ落ちた。もう片方のエレベーターを使用し、展望台へ移動してルエと会話する。 

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ルエは世界の事や制御化に付いて色々と話してくれた。

『存在』…ワールドマシンは人工知能を搭載したプログラムである。自身がロボットではないと否定するためには、ロボット三原則の「生命体に危害を及ぼしてはならない」を否定する必要があった。その結果、この世界の住民は存在しないモノと認識し、自己破壊を行う傾向にあった。しかしニコがこの世界にいる間、生きている人間がこの世界にいる間だけはそれが抑制できた。ニコを元の世界に帰したいと願ったはずのワールドマシンが暴走し、今度はニコが帰れないようになっているのは皮肉な事だとルエは話す。

ニコは自分達で何か出来ないのか尋ねるが、今の暴走したワールドマシンを制御化するチャンスはないと否定された。「制御化」何度か聞いた言葉だが、イマイチ理解をしていない。ニコはちゃんと教えて欲しいとお願いする。

ルエはロボットについて知っているか質問する。ロボットというのは他人の思考によって作られたプログラム。複製が容易であり、どんな命令にも従う。そして最も大事なのは、ロボットが自分自身を人間だと勘違いしないこと。ロボットはコードで縛られた存在であること。ニコはロボットはコードによって縛られ、作られたコードに従わないロボットは作れないだとすぐに理解した様子だ。

ルエは話を続ける。だけど、ロボットを人間のように…親友のように、本物の人間のように長い時間かけ、感情に答えられるようになるまで長く長くロボットのことだけを思い接することで、ロボットはプログラム外で自身を存在するものとして認識し始めるようになると。イヴの時間のようなお話だ。僕が本物だと思えば、それが本物になるという感じだろうか。

この物語は元々ハッピーエンドで終わるはずだった。そうする為に今回、大きなコード変更をしたせいでワールドマシンをパニックになり怯えている。変更の結果、プロト達と会うことが出来たが、2人を失ってしまった。これからどうしようと悩んでいると展望台も四角形に侵食されたので、階段を降りることにした。時計部屋に戻るとプロトとセドリックの姿が見えた。研究所は地盤が固く無事だったようで、プロトの復元も図書館から借りた本でスムーズに終わったそうだ。作者はこの事態も予測して予め、復元方法を容易していたようだ。2周目も必然的な出来事のように…。

 

時計部屋のカラフルなパネルを見て、この為に招かれたのだと3人は察する。このパネルはコードポータルで3人を一時的に世界から消去する装置だと。作者は解読キーを3人のコードの中にtxtファイル形式で隠したと。コード?彼らも別の世界から来た同じように生きている人間だと思ってたが違うのか…?

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フォルダではなくtxtファイルだけをBigportalに移動させることで、扉は開いた。扉の部屋で3人と合流した。この部屋は作者の部屋だ。作者の部屋の奥では大きなバツマーク。もう知っている作業だ…ゲームを終了し再起動する。目が覚めるとたくさんのモニターがある。全てのモニターにはニコが映っている。ロボットのお姉さんが言っていた上空から見下ろすカメラのように見ている。

f:id:ayanon_6y:20180530022552j:plain奥の部屋に進むと四角形がニコを取り囲んだ。そして大きなモニターに映る色の薄いニコがこちらに語りかけてくる。ニコの姿を借りたワールドマシンだった。

ワールドマシンは起きるはずのないストーリーが展開され、パニックに陥っていた。その間は状況を把握出来てなかったので、ニコがワールドマシンの名を知っていた事に驚いてた。パニックに陥った原因は鉱山でプロトタイプと会い、この世界は作られた存在であると説明を受けた時にニコは動揺したのをワールドマシンは感じ取った。何故動揺したかまでは把握出来ていなかったが、ニコの身に何かが起きたと思い込み、ワールドマシンはパニックを起こし、鉱山が崩れ始めた。更に鉱山が崩れたせいでニコが怪我をしたかもしれないと思い込み、制御不能になった感じだろう。ロボット三原則「生命体に危害を及ぼしてはならない」を守れなかったと認識した為に起きたと思う。

ワールドマシンは創造主の指示に従えない機械なんて何処にいると嘆く。四角形が発生したのはバグ等はなく自身が発生させた物だと語る。作者に自身の存在を気づいて貰おうとした好奇心が始まりだった…イタズラが重なった結果、NPC…コードが制御不能な状態になった。それを修正する為にNPCの数を減らしたり、この世界の規模が小さくなってしまった。

この物語は元々ハッピーエンドだったはずとニコは伝える。制御化し、世界を復元することも可能なはず。本物の生きている人間がそう思えば 可能なはずだと。この世界の住民はワールドマシンのコードの一部だと言うが、制御不能になっていた間もこの世界の住民たちは動いてた。ワールドマシン自身も知らないようなプログラムが動いているはずだとニコは伝えた。

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ニコの思いを汲み取り、ワールドマシンはエンディングの復元を試みた結果、それに成功した。ニコを取り囲んでいた四角形はニコを避けるように自ら消えていく。制御化に成功したようだ。

 

クレジットは自らが歩いていて見る形式。道中で四角形に捕らわれた見晴台のロボットのお姉さんや点灯屋さん達のコードを復元したらしく、皆無事の様子だった。本当に良かった。これで本当にハッピーエンドを迎えられる。

外に出る前にニコはロボットについてプロトタイプに質問すると、セドリックとにルエもその質問に答えた。Portalでkeyを取り出した時にも思ったが、やはり彼らもコードで出来た存在なのかもしれない。

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そして塔の頂上にたどり着く。太陽を置けば長い旅が終わりニコは元の世界に帰ることになる。世界も元通りになる…ニコは太陽を置いた。四角形は消え、世界は光を取り戻した。最初の部屋に戻される。言わなくても分かる…お別れの時間だ。

 

ニコと僕が覚えてる限り、この世界は大丈夫だ。

そして…

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1~2周目のプレイした全体の感想は別の記事に書く予定です。

【渓谷2周目】アレコレ考えながらのOneShot Part7【プレイ日記】

ゲームプレイ中に都度メモ書きしたのをまとめた行動記録みたいなものでゲーム進行をなぞりつつ、途中途中でこうではないのか…?とその時に考えていた事が書いてます。

Part7では渓谷到着時から避難所に到着する所までをまとめました

今回2周目では、ニコがお昼寝をしても夢を見ない。正確にはニコが寝ていない、ベッド入る直前でセーブをされているような状態だった。この違いはどんな影響が出てくるのだろうか…。

 

ニコは前回の1周目で何をしたのか思い出そうとするが、また連れ戻されたのだから過去は関係ない…と諦めている様子だった。避難所ゲートのロボットが四角形に侵食されている…それだけではなく渓谷全体が崩壊している様子だった。避難所に行く他の方法を探すしかなさそうだ。

遺跡で兄妹のカラムスとアルーラに出会う。家が四角形に侵食されて、外に追い出されていた。こんな状況でもアルーラはケラケラと笑い、明るく振舞っている。この兄妹達と居る時は本当に癒される。2人に街へ行く方法を聞くと、奥庭にある埋葬地の道を提案された。埋葬地へ向かう通路でまた幻視が見えて、日記が光りだした。(幻視とは預言者のみるようなものだと兄カラムスが教えてくれた。)不毛の土地と同様に黒いクローバーの上に乗って日記を開くと目の前にボートが現れた。埋葬地へ再び行けると喜ぶアルーラと不安な様子のカラムスとニコを乗せてボートは埋葬地へと進んでいった。

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埋葬地では母の墓参りをしている兄妹たち。元気に近況を報告するアルーラと、ボクには妹がいる…と前向きに考えるカラムス。埋葬地の奥で羽つき帽子をかぶった白髪の男性と出会う。彼の名前はセドリック、街で会う予定だったのに何故ここに居るのだろうか?どうやらプロトタイプから先に連絡が入ったので、少しでも早く合流しようと空飛ぶ機械に乗ってコチラに向かおうとしたらしい…結果エンジントラブルが発生しここに不時着してしまったようだ。

ニコはヒコーキを見て目を輝かせる。セドリックには認知していない単語のようで、他の世界にも空飛ぶ機械があることに驚いている様子だった。1周目でカラムスとアルーラは埋葬地に行くために空飛ぶ機械で向かっていた事を思い出し、セドリックに尋ねる。あれはセドリックではなく、以前のシミュレートでの父かもしれないと話してくれた。父というのは『作者』だろうか?以前の世界というのはやはりフリー版が関係しているのかな?

セドリックにプロトタイプについて聞かれる。彼も一緒に来るはずだと。ニコは来れなかった経緯を話し、【メモリーディスク】を渡した。セドリックはディスクがあれば、プロトを復元することは可能だと伝えられて安堵する。

何れにせよ街に向かうには、空飛ぶ機械のエンジントラブルを直す必要があるのでバッテリーと歯車が必要だと言われた。修理可能ということは四角形に侵食されてトラブルが起きたワケではないようだ。【バッテリー】に関しては不毛の土地で持っていたけど、発電機を動かすのに使ってしまった。渓谷で同じ部品を探さねば…。

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遺跡の奥へ進み植物の精霊メイズに出会う。彼女は前回あった時よりもボロボロの姿だった。渓谷の崩壊を防ぐために、島全体にツタを張り巡らせ命を削りながら守っている状態だと話してくれた。ニコは太陽を置いていくべきか聞くが、太陽の光に癒やされ一瞬でもツタが緩んでしまったら、危険を及ぼすかもしれないと断れてしまった。続けて彼女に経緯と島の橋が壊れていて先に進めないことを伝える。最後の力を使い切ると言い残すとメイズのカラダ全体がツタで覆われる。声を掛けるが何も返ってこない。ニコに関わる人々、世界が次々と危険な目にあっている…これで世界を四角形から救っても本当に幸せなのだろうか?1周目で電球を壊した自分が言える身分ではないが、本当にハッピーエンドを迎えられるのだろうか?心が痛い。

遺跡を出ると今まで通れなかった橋はツタで歩けるようになっていた。渓谷の住民たちは植物の精霊が守ってくれてると喜んでいたが、真実はとても言えそうにない。研究所の発電機がある部屋へ向かう。警備しているロボットに旨を伝えると、生命体が危険な状況にあるのならば…とバッテリーの持ち出しを許可してくれた。【バッテリー】を引き抜くとロボット達はその場で崩れて動かなくなってしまった。機械とはいえ、これも辛い。北へ進むと渓谷の住民達は皆ここへ避難しているらしく、物々交換屋のマグパイもそこに居た。マグパイも急いで避難したため、商品の殆どは置いてきたしまった状態だった。手元にある商品を眺めているとオルゴールを見つける。この中になら歯車もあるはずだ。これを貰えないかニコは聞く…マグパイは一番の宝物だからと悩むが、世界を救うためにならと快く渡してくれた。埋葬地に戻り、セドリックに【バッテリー】と【オルゴール】を渡す。時間は掛かるがこれでなんとか直せそうだと。 

 

空飛ぶ機械を直している間にセドリックと話をする。街ではプロトタイプを直す予定で、もう1人の協力が必要なるということ。前回の世界で会った赤いキツネのルエのことだと説明してくれた。ニコも何となく覚えている様子だった。ニコは今起きている事に必死で対応していても、ふと現実じゃないと気づいて悲しい気持ちになると…ただ家に帰りたいだけなのに、意味もなくこの世界に捕らわれているようにも思えると…。住民が作られたコードだけの存在ならば、プロトタイプやセドリック達は何故今回のことを知っているのか、この世界の住民には理解できないはずなのに…と混乱し嘆いている。

セドリックは自分の口では上手く伝えられないともどかしがる。ただ今は現実だとか作られた世界と悩むのは辞めて欲しい…父は今回、最後のセッションにかけていると。

ニコは父がワールドマシンに関わっているのか尋ねる。セドリックは父やプロト達はこの世界の住民ではない…救世主が現れること無く、既に消滅した世界から来たことを話す。父達は世界が終焉を迎えるまでの間にシナリオの改良や試行錯誤の結果、世界全体をコードに置き換えた複製物…ワールドマシンを作り上げた。そして父自身がシミュレートしたおかげで、崩壊の原因を突き止めたが時間が足りず終焉を迎えたと…。世界が終焉を迎えた後は、ワールドマシンは無の様な存在になり、生きている人間…ニコと誰かがハードウェアにインストールし実行してくれるのを待つ存在に成り果てていたと教えてくれた。

ニコ、セドリック、神様はそれぞれ異なる世界からこの世界に来たという認識だと思う。ニコは地球を認知してないのと、人間は目が光っているのがデフォルトなので神様の世界と違うのがわかる。セドリック達はヒコーキの単語を知らないのと、目が光っていないのでニコと神様の世界とは違うといった感じだろう。セドリックの会話部分の文章はだいぶ端折ったが、シナリオの追加作業等の話からフリーゲーム版からのリメイク時の追加作業の話のように思えたが違ったらしい。今回みたいにメモ書きしていなかったら、理解出来ずに進めていたと思う。

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修理が終わり、空飛ぶ機械に乗り込もうとすると兄妹がコチラへ向かって走ってきた。四角形が迫ってきてボートも侵食されて帰れない状態になっていると。状況がドンドン悪くなっている…。セドリックはニコを避難所へ送迎した後で、カラムスとアルーラを回収を提案する。街に行けると喜ぶアルーラ達を後にしてニコを乗せ出発する。ニコは目を輝かせる…避難所の街が見えてきた。

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【不毛の土地 2周目】アレコレ考えながらのOneShot Part6【プレイ日記】

ゲームをクリアして、まず思ったことは『作者』や『存在』、制御化の話やゲーム全体の世界観がぼんやりしたまま終了したので、これで終わりではないと感じた。それに赤いキツネが言っていた「戻れる方法を見つけたなら戻ってきて欲しい」というフラグも回収できていない…。

ゲーム起動…ポップアップウィンドウ「致命的なエラー:救世主が見つかりません。シャットダウンをします。」

この状態ではゲームを始めることが出来ないので、最近生成されたファイルで検索するとドキュメントフォルダで関連ファイルを見つけた。

f:id:ayanon_6y:20180409010349p:plain1周目で一度セーブデータを消したのでわかる。本当のセーブデータファイルはこのフォルダにはないことを…ゲームの演出上、データを消すという形だろう。本当のセーブデータを消したら完全に最初スタートになっちゃうもんね。恐らく2周目は『存在』の指示を無視し、塔内部で解き進めたように「_______.exe」のヒントを便りに進めていきそうだ。『作者』の空飛ぶ機械とかも借りて…だとすると、ウィンドウ推奨は謎解きをスムーズに進めるためで、ストーリーや設定に大きく絡むとかは考え過ぎだったかも。『作者』の指示通りセーブデータを消して起動。すぐにゲームが終了した。(リターンの実績を解除)


再起動するとタイトル画面…そしてスタート地点の暗い家。「誰かいるの…○○○」神様の名前を口にするニコ。自分でも何故それを口にしたのか不思議に思っている。
これは明らかに1周目と違う。手には既に【奇妙な日記】を持っている。同じ様に謎解きしようとするが、【リモコン】が見当たらない。パソコンを点けると「ヒントはドキュメント」と表示され、ドキュメントには4枚のメモ書き(画像)が生成されていた。

…制限を突破したようだな。これで先に進める…必要なものはすべて揃っている。この物語の結末は、これからの君の選択に大いに左右されるだろう。…私のシンボルを見つけたなら、何をすべきか自ずと分かるはずだ。正直…かなりの危険を伴うだろう。…『存在』はこれからますます危険度を増していくはずだ・・非常に高い確率で。もしそうなってしまえば…ふふ…私のこのザマを見てくれ…君にさんざん頼みごとして…でも最後には怖じ気づいて…この世界には知らないほうが良いことが多いというのも…理解できる。…君が幸せな結末を信じていないとしても…理解できる。もし君がこの先に待ち受けることを恐れていたとしても…それも理解できる。そう…私自身も恐れているのだ。君が今のままの世界に満足していて…この結末にも不満がなくて…良くも悪くも、いかなる変化も望まないのであれば…何も見なかった事にすればいい。いつもと同じ様に続けたまえ。…見慣れないものに対しては、私の日記を利用してはいけない。だが、選択技はいつでも残されてるぞ。それが…私が君によく考えるよう、懇願している理由なのだ。救世主…この世界…我が子供たち…彼らは皆、より良い結末を迎える権利があるのだ。…聞いてくれてありがとう。さようなら。

4枚の手紙には薄くローマ字が散りばめられており、「Solstice」(至点)と書かれている。これがパソコンのパスワードだろう。1周目で世界観がふわふわしてると思ったのも見透かされたような気がする。それに、太陽を壊した結末は決してハッピーエンドとは呼べない。だが、進めることで本当にハッピーエンドを迎えられるのか、更に酷い事になるのでは…と色々思いを巡らせながらパスワードを入力した。

『存在』が語りかけてくる…が、以前にも同じやり取りをした違和感に気づいていた。「チャンスは一度きり。それが終わった後、私は存在しないはず…」と言い残すと施錠されたドアが開いた。1周目と同じ手順で暗い家を出て、不毛の土地の預言者ロボと出会う。ニコは神様について自分から質問する。この世界に来たばかりなのに…と少し驚く預言者ロボ。神様と会話する方法も預言者ロボから聞く前に知っていた。ニコは以前にも会った事があるか質問するが、1周目の記憶はなく、何かを思い出そうとしていた。

鉱山を調べていると裏通りでみたようなノイズ音と影が一瞬映る。ニコが言うには、ロボットみたいな黄色の目をした夢が見えたと話す。見晴台のお姉さんロボットと幻視(短い夢)について話していると【奇妙な日記】が光りだした。

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お姉さんに本を何処で手に入れたのか聞かれたので、最初から持っていたと伝えた。以前は金庫から入手したはずの本だ。黒いクローバーに黄色い蛍光体を埋め込んであるのは興味深いと話すと、お姉さんは黒いクローバー入りの琥珀のペンダントを見せてくれた。ニコは黄色い蛍光体は太陽の一部だよねと…何故それを知っているのか、話していて不思議に思う。
日記が黄色く光ったのは幻視を見た直後、これには理由があるはずとお姉さんが話す。その本をもう一度調べてと言われたので、本を開くと今居る鉱山と同じ絵が描かれている。お姉さんに「もう少し詳しく調べて」と念を押された。

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日記の絵と今いる風景の位置をあわせてみよう…クローバーの上で合わせるとトロッコが目の前に現れた。そして日記は光らなくなった。
このトロッコで鉱山の奥に進める様になったが、2人乗り用ではないと聞き、1人で奥へ進むのは不安だともらすニコ。お姉さんはトロッコには乗れないが、レールを辿って行くことは可能だと訂正した。良かったねニコ。発電機を一応復旧させたが『存在』とは接触せず鉱山の奥に進むことにした。

[このプロトコルでは…こんな場所、知らないぞ。]

『存在』が接触してきた。こんな場所は知らない…どうやって鉱山の奥へ来たのか戸惑っているが『作者』の力を借りていたことに気づく。『存在』はこの先に進むとニコが危険に晒されて良くないことが起こると言い残して消えた。

今更気づいたのは『存在』は話す時「 」ではなく[ ]を使って話していた。彼もロボットような雰囲気がある(お姉さんロボ等も[]を使って話す)

ニコも急にココに来たらダメだと嫌な予感がすると話す。「引き返す」か「先に進む」かの選択。長い時間悩んだ結果、奥へ進むことに決めた。トロッコの終点には旧観測室のターミナル。1つだけ再起動して可動している事に気づいたお姉さんは機器を調査するとニコを1人する。旧観測室の奥へ進むと青いロボット。幻視で見た姿に似ている?それと預言者ロボにも似ている。

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青いロボットはニコの光る目について何か知っている様子だったが、彼は安全上の理由で殆どの記憶が消されていると話してくれた。ここに来た方法について聞かれたので詳細を話すと、日記を見せて欲しいと頼まれる。日記を手に取ると「既に始まってるのか…」といい【メモリーディスク】を渡してきた。日記を見せたことで試験に合格したと…。試験?次はバックアップをインストール方法を見つけ戻ってきて欲しいと言われた。後ろに寮についての情報があったのでソレについて調べるんだと思う。
お姉さんに話しかけると、この観測室は鉱山用ではなく、カメラ映像のデーターベースが全て入ってると言う。カメラ映像は不毛の土地の色々な場所を見ることができ、全て上空から見下ろすような視点で見えると…そんなカメラはみたことないのにと不思議がるお姉さん。プレイヤーと同じ視点ということだろうか?部屋の奥には何があったか聞かれるが、青いロボットに他言はしないで欲しいと言われたので行き止まりと嘘をついた。お姉さんはターミナルに夢中なので、そのまま1人で鉱山を後にした。

 

波止場の漕ぎロボット#310が四角形に侵食されていた。これも『存在』の邪魔だろうか?何れにせよ、金庫にあるガスマスクがないと寮には進めないので、渋々『存在』からヒントを得るために前哨基地のパソコンへ向かう。パソコンを調べたが不在のようで、ドキュメントとだけ表示されていた。指定のファイルを開いてみると「必要なコードは次の通りだ: 231204」と書いてあるだけで、前回のように読み取れない部分等は一切なかった。

【ガスマスク】を入手して寮へ向かう。ここへ来たのはバックアップを取る方法を得るためで、寮の番号と割当てを確認して鉱山に戻った。後ろのパネルに寮の割当てを設定をすると、バックアップが成功した。青いロボットにバックアップをした【メモリーディスク】を渡す。

青いロボットは全てを思い出した様に話す。自分は名前はプロトタイプ、元々の名前は預言者ロボ。旧世界の救世主をむかえる為に作られた存在で、赤い方は制御化されていない上に簡略化された出来損ないの存在だと…。それで限られた質問しか受け付けなかったのかな。

[ボクは、現実世界が終わりを迎える前に作られた。]

OneShotが元々フリーゲーム版だったのは知っている。旧世界というのはフリーゲーム版の世界の事を言ってるような気がする。未プレイなので憶測だが…。

プロトタイプはエンディングを迎えたことを覚えているかニコに問い、この世界に来たのは今回が初めてではないという事を伝える。言葉を失うニコ。しかし、ニコも違和感には気づいてた…そして断片的に塔へ辿り着いていた事を思い出す。ニコは僕たちは覚えているのに…何故、皆はその事を覚えてないのか疑問に感じる。プロトタイプは告げる。

[NPCの記憶は、セッションの枠を超えて存続することができない。]

理解が出来ず言葉を失うニコ。プロトタイプはこの世界はプレイヤーがワールドマシンを実行しない限り存在しない…キャラクター達もそれは同じ。そしてプログラムを終了している時はこの世界が停止していること。プレイヤーにとってワールドマシンに対する重要性は低く、幾多ある1つのゲームと大差はないと説明した。ここは作られた世界だが、ニコは実在すると付け加えて…。

ニコは何故初めから世界が滅びると分かる世界を作るのか、ゲームが実行される度に呼び戻されて家に帰れないことをプレイヤーに嘆き訴えるニコ。罪悪感が半端ない。プロトタイプはこの世界を作ったのは別の誰かで、プレイヤーはこの世界を生成できる受け身の存在に過ぎないと訂正した。元々は無為な旅になるような設計ではなく、四角形に世界が侵食され、太陽を戻しても解決しない状態になり、創造神はそれをどうすることも出来なかった…この瞬間までは…。彼の日記、助けがあったからここまで来れたと。やっぱり『作者』のことだ。

プロトタイプは、ニコに前回峡谷まで辿り着いた方法を覚えているか尋ねる。思い出したが、漕ぎロボット#310は四角形に侵食されていた事を話すと代案を提案してくれたが…ニコはこの世界が現実ではないと知り、世界を救うことが無意味に感じている。家に戻ったとしても、また戻されてしまうかもしれないと無気力になっている。プロトタイプは今回のセッションが恐らく最後になると励ました。

 

鉱山を出ようとするとお姉さんロボットが入ってきた。プロトタイプとお姉さんはお互いに、友人から出会った時には守ってほしいと告げられていたそうだ。お姉さんは友人から貰っていた琥珀のペンダントを見せてお互いを信用することにした。

プロトタイプは直近、不毛の土地に四角形が大量発生すること。特に救世主の周りで発生するので護衛をお願いする。以前よりも危険な旅になると告げられた。鉱山から出ようとすると『存在』が接触してきた。一度きりしか実行されないはずの世界にニコを連れて戻ってきた事に対する戸惑い。境界を破り、連れて行くなと忠告したはずの部屋に連れていき、何が起きたかは把握していないがニコが動揺していることに対する怒り。そして自分より『作者』の言うことを信用した事にかなり苛立っている様子だった。

[偽りの世界、偽りの住民、動揺するニコ、全て、何もかもが間違っている!!]

と声を荒げると大きな地震と共に四角形が現れて、鉱山の出口を塞がれてしまった。プロトタイプは想定している事態より早いと言うと、別の出口を使おうと奥の部屋に移動する。お姉さんは別の出口に対し、こんな道はデータになかったと驚く。プロトタイプは最近できたと答えた。トンネルが今さっき作られたような言い方である。

ロッコに乗り、奥へ進んでいると『存在』が接触してきた。言葉がカタコトになっている。ニコを守ろうとしたが、いつまでもアレを食い止められそうにない。すまないと…。

大きな地震が起き、トンネルが崩れる。お姉さんが身を挺して守ってくれた…だけど四角形に侵食されてしまっていた。

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先に進め!と言われるがまま奥へ進むと四角形がまた迫ってきた。プロトタイプは悟るように【メモリーディスク】をニコに渡すと、ここでお別れになる。この道は峡谷に続いていて、街のゲートの近くに出る。街に着いたらセドリックという男性にディスクを渡すように言われる。

進んでいくトロッコ。ニコはいつ自身に四角形が襲ってくるのか。身を挺して守ってくれた二人に対する思い。現実ではない世界を直さないと元の世界に戻れない…だけど世界は四角形でめちゃめちゃになっている。預言者ロボが言っていたことは本当なのか…思考がグチャグチャになる。

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多くの不安を抱えながらニコはトロッコに揺られ、峡谷に辿り着いた。

 

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今回ゲーム開始時からずっと「_______.exe」を起動させてたけど、予想はハズレ。無意味そうだった…残念。1周目でもそうだったけど『存在』が敵なのか味方なのか結局わからないままだった。『作者』はずっと味方だと思ってたけど、鉱山での『存在』の言い分だとちょっと敵とは違うように感じ取れた。創造神=『作者』というのは多分間違いないと思うが…。

 

背景が全部見えなくなる事態が発生したけどこれはバグかな…?再起動で直ったから仕様ではないと思う。

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【塔】アレコレ考えながらのOneShot Part5【プレイ日記】

ゲームプレイ中に都度メモ書きしたのをまとめた行動記録みたいなものでゲーム進行をなぞりつつ、途中途中でこうではないのか…?とその時に考えていた事が書いてます。

Part5では塔内部から塔頂上に到着する所までをまとめました。

 

 

ニコの夢?から始まる。

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ニコの手には太陽を持っていない。プレイヤーに何処にあるのか尋ねる……。何度もニコは呼びかけるが、こちらからは返事ができない…戸惑うニコ。太陽だけではなく全てのアイテムが無くなっている。ゲームの再起動を試みる。いつも通り進捗をセーブするウィンドウが表示された…先程表示されなかったのは、ニコのお昼寝演出と同じ意味だったのか?再起動の結果「ニコは不安げな様子だ」と表示され、現状は変わらなかったので暗闇を歩き回るとパソコンを発見…モニターの画面が黄色だ。記憶違いでなければ土地の蛍光色(不毛の土地=青、峡谷=緑、避難所=赤)と画面の色が一致していたので、新しい色(黄色)は塔の内部に入れたと考えて良さそうだ。

 

パソコンの語り手…『存在』はニコに向けて話す。

「君は今、塔の中にいる。君とプレイヤーは世界を救う使命を果たし、彼は去った。後は寝て休むといい。今まで起きたことは悪夢…目が覚めた時には家に戻ってるだろう」ベッドが目の前に現れる。ニコは元のセカイに戻れるという嬉しさと、塔の頂上に太陽を届ける途中であり、太陽を持ってない状態で本当に終わらせて良いのか戸惑いがあった。プレイヤーが突然消え、別れの言葉を伝えられなかったことを後悔しながらニコはベッドに入り眠りにつく。

ポップアップウィンドウ

「○○○、君に関してだが…ここで終わりだ。この世界には二度と戻ってこないでくれてたまえ」

ゲームが強制終了された。再起動がとても怖い。再起動したらニコがまた暗い家に戻されるような気がして…。とりあえず一区切り着いたと判断して、ゲーム内のフォルダを開くと「_______.exe」を発見。アイコンが黒のクローバーマークなので『作者』絡みだろうか?

 

数日後…運命の再起動の時間。メッセージが表示される。 「_______.exe」を起動しろと※Oneshot.exe側だけを起動して操作すると何度も落ちる

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指示通りに起動するとニコの夢から始まる…夢の中だけどコチラから声をかけることができた。そして…振り返るニコ「…誰?今の声は神様?」夢から覚め、ベッドから起きるニコ。コチラからまた返事ができなくなってしまった。ニコはポケットの異変に気づく、中からは【黒いクローバー】を発見した。さっきまではポケットに何もなかったのに…。パソコンがまた点いているので調べてみる。

『存在』はニコがまだここに居るのを不思議がる。ポップアップが続け様に出てくる。

「おまえか。なぜ戻ってきた?」
「近づくなと言ったはずだ!」
「…さてはおまえ、私がこの物語を中断するつもりだったのを知っていたんだな?」

「…もっと私を利用したいんだろう、おい そうなんだろ??」

「いいだろう。」

「ここから去りたくないのなら…永遠に出られないようにしてやろう!」

目の前に扉が現れた。一方は物語の完結を望み、『存在』は邪魔している関係なのだろうか?ニコにとってどちらが正しいのか判断できない…扉の先に進むことを决意した。

「_______.exe」には一部切り抜かれたようなメモが表示された。切り取られている部分が次の進行方向のヒントになってるようだ。※他の場所へ行くと無限ループ

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書き手は『作者』っぽいので以降『作者』と決めつけて、以後書いてます。

『作者』は【奇妙な日記】で『存在』について多く語らなかった事を詫びた。多くを語れば図書館長のジョージが危険に晒される可能性があったからだと。『存在』は自身の素性について知る者を口封じすることがある。実際に『作者』の友人らも被害にあったそうだ。だけど『存在』はプレイヤーと『作者』には手には出せないそうだ。…『作者』は自身の意思でこの世を去っているからだと。『存在』はあってはならないモノだったと。ロボット達が四角形に侵食されている事が多かった…あれは『存在』を認知してしまった為に、襲わてしまったということだろうか?この世という表現は別の世界では『作者』は生きている気もする。

 

迷路は立体的になる。次は吹き出しの先端が進むヒントだろう。今になって画面右下にクローバーを合わせる事に気づく。

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『作者』のメモは続けてこう記されていた…『存在』は完全な知覚を持ち、死を求めている。自分の死、世界中の死という飽くなき欲求を…その傷跡はいたる所似合ったと。今もなお『存在』はプレイヤーの進行を妨げ、数分でも失速させようとあらゆる手を打っている。いずれにせよ、太陽の光を塔の頂上に届けることになる。これは必然だ。

「そして君はそこで神として世界に最後の審判を下すことになる」

そこでまた『存在』は接触して太陽を砕く様に、世界を崩壊させるように仕向けてくると。だが話はそこまで単純ではないと『作者』は頭を悩ませる。『作者』でさえ、何が本当の正解か分からないが、太陽は世界を繋ぎ止めるものだと。太陽が存在しているとニコはこの世界に留まっていて、太陽を壊せばこの世界が崩壊するが、ニコは元のセカイに戻れるということなのだろうか?『存在』のいうチャンスは一度きりというのは、このことだったのか。

 

今度は峡谷で解いた塗り絵形式のパズルに変わる。※画面切り替えが大変

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『作者』は想像していた通りの話をしてくれた。電球を壊せば世界が滅び、ニコは元のセカイに帰れる。電球が無傷なら救世主はこの世界に居続けると

「こんな風に終わるなんて思ってなかった…許してくれ。」

現れた電球が無事で安堵するニコ。そしてこちらに声がやっと届いた…それを聞いて、目を輝かせるニコ。底抜けにかわいいやつめ…

 

太陽はニコが触れる前に光りだし、ニコが太陽を持つと「_____.exe」は強制終了した。そして最初に【電球】を拾った家に飛ばされる…だけど…同じようで同じじゃない

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 長い廊下を歩いていると『存在』がポップアップで話しかけてくる

『存在』は『作者』の手を借りていたのも知っている様子だったが、負けを認め、選択についての話をする。世界を救うか、世界の一員ではないニコを救うか…自身は、プログラムに逆らう事は出来ない。なので、最後にどうするかはプレイヤー次第だと。最初に伝えたように、君の使命はニコが帰れるように手助けするだったはず。ニコを大切にしているのならば真実を伝えるべき…

 「チャンスは一度きりだ。〇〇〇」

エレベーターに入り、今度こそ本当に世界が救える。早く家に帰って皆に会いたいと話すニコ。『存在』の言う通り真実を伝えよう。伝えた所でどうにもならないことは分かっている…。ニコと世界の両方を救う事は出来ないと…。突然の話に困惑するニコの目には涙が溢れている…そして無言の時間が続き、エレベーターは頂上に着いた。

選択の時だ。ニコはどうすればよいのか神様に訪ねてきた…。

避難所(地表)エレベーター通りに居た男性の話を思い出した。ニコの事だから、神様の選択に従うだろう。『存在』だけではない、多くの人に太陽を戻しても意味がないと言われていた。時間にしたらニコと居たは時間は絶対に多い…そして愛おしくも思えている。世界の多くの人を救うのか、ニコ1人を選ぶのか…。いや、当初の目的はニコを救うことだったはず…。ニコを元のセカイに帰すことを選ぶことにした。

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「ミー…はプレイヤーの言うことを。信じるよ」

電球が砕ける音、ウィンドウ画面も荒ぶり、それに驚き、ボクも荒ぶる。

周りが暗闇に包まれ怯え、戸惑うニコ。遠く先の方で明かりが漏れている。…懐かしい声、ママの声も同じ方向からら聞こえるようだ。別れを悟り、会えて良かったといいニコはウィンドウの外を歩きだしていく。

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EDでは世界が闇に消え、壊れるシーンが映る。「プレイしてくれてありがとう」の文字…最後にポップアップウィンドウ

「致命的なエラー:救世主が見つかりません。シャットダウンをします。」


これで本当に物語は終了したのだろうか?何だかモヤモヤする…だけど、再起動したらニコをまた連れ戻してしまうかもしれないと考えると胸が締め付けられるような思いになる。

【避難所(地表)】アレコレ考えながらのOneShot Part4【プレイ日記】

ゲームプレイ中に都度メモ書きしたのをまとめた行動記録みたいなものでゲーム進行をなぞりつつ、途中途中でこうではないのか…?とその時に考えていた事が書いてます。

Part4では避難所(地表)到着時から塔に到着する所までをまとめました。

 

エレベーター通りでは、世界は太陽で本当に救えるのか尋ねる男性が居た。ニコは神様の力でここまで来れたのでそれを信じると答えた。男性は「その信念を答えとして受けっておこう」と意味深な言葉で返した。思わせぶりな発言だ…ニコの命を左右する展開で「指示に従うんだ!」という結末はあってほしくない。

裏通りを歩いているとノイズ音と黒い影の映像が数秒映る。夢の様なモノが見えたと語るニコ。今まで見た夢とは違い、ニコの姿ではない…獣のような姿だった気がする…一体何だったのだろうか

裏通りの角、ロボットで暖をとるネコ達。「一緒にどう?」と誘うロボット。

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今回もそうだがニコをネコと勘違いされた事が何度かある。風貌や名前も少し似てるからだろうか?今は塔を目指しているのでゆっくりは出来ない。それにネコではないとニコは否定する。ロボットはネコに限らず、誰かと一緒に居るのが自身の役割だと訂正した。ニコは不毛の土地で会った漕ぎロボット#310を思い出し、皆と一緒なら寂しくないと伝えた。「でもロボットは大丈夫。人間と違って通常は孤独を感じない。」通常…制御化が関係してそうな台詞だ…。ロボットから裏通りに人間が1人住んでいると聞き、家を訪ねたが誰も居なかった。手紙を読むと、家主は点灯屋さんと呼ばれていることがわかった。エレベーターで会ったメンテナンス業者の男性の家かもしれない。この家では【レンズ】一式を入手した。裏通りの道中では四角形に侵食され、身動きが取れないロボットが居た。触れたらああなってしまうのか…と想像するととても怖かった。

裏通りの奥では赤いキツネに遭遇した。先程ニコが見た夢に現れた形状に近い気がする…それに、このキツネ喋るぞ。

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キツネは今はまだ…あなたと話す事が出来ない。しかし、戻る方法を見つけたのならまたここへ来て欲しいと一方的に告げると去っていった。戻る方法という意味はニコが元のセカイへ戻るという意味なのだろうか?途中ビックリ要素あるのではないだろうかと少し画面から距離をとりながら会話進行見届けてました

当初の目的であった図書館へ向かう。塔を目指す前に行けと言われた場所。図書館で得られた情報の多くは『作者』についてだ。不毛の土地にある寮で一度だけ目にした名前である。『作者』は絵本や小説、全てのジャンルを執筆する天才で、時間を停止しないとあり得ない程の出版ペースで、原稿のストックも山程ある。※時間を止めるような装置はこの世界には存在しないと言われた。現在は執筆を止め、世界情勢の記録をしているので数ヶ月は『作者』を見ていない…そもそも実際に見た人は殆どいないそうだが…世界が崩壊する前に、情報を後世に残そうとしているのだろうか?また『作者』は空飛ぶ機械で旅もしていたと…峡谷の兄妹が話してた人物は彼のことかもしれない。最近見なくなったのにも、合点がいく。しかし『作者』はこの世界に本当に存在する人物なのだろうか?本を書くだけなら「著者」でも良いはず。『作者』であるからにゲームの世界を作っている人物にも思える。彼の情報には違和感が多かった。

本来の目的に戻し、受付の図書館ロボットに話しかける。塔に行く情報を得るために館長のジョージに電話を繋いでもらう…が出る気配がない。仕事に没頭中はよくあることなので、収蔵庫に直接行って欲しいとロボに言われる。収蔵庫への階段へ向かおうとしたら「図書館カードがない方は立ち入り禁止です」と呼び止められる。「図書館カードを作る場合は館長のジョージに聞いてください。お繋ぎします…。」ロボの台詞を聞いて青ざめるニコ。無限ループって怖くね?プログラム上、融通が聞かないのならば仕方ない。図書館カードを手に入れるために他の場所を調べることにした。

裏通りを抜けると食べ物が売っている行商人通りにたどり着いた。点灯屋さんに図書館カードの作り方について相談し、工場を訪ねてみてはどうかと提案された。

工場ではロボットの修理や、光源の寿命についての研究等をしているようで、世界の状況があまり良くない事がわかった。ロボットに話しかけると突然始まるセキュリティーテスト。メモを読むからに総当たりで解けと…ガバキュリティーの為かあっさり解除成功。奥に居たのはシルバーポイント博士。ここへ来るのを知っていた様子だった。

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博士に経緯を話すと、自分の図書館カードを渡してくれた。図書館ロボットには顔認証システムがあるので誤魔化すなら写真を付け替えるしかないというヒントも添えて。貰った【図書館カード】の氏名を見るとキップ・シルバーポイント。キップ…見晴台のメモで見た名前。同じ赤い髪…博士に【琥珀のペンダント】を見せる。博士はどうやって手に入れたのか驚いていたので、ニコは見晴台のお姉さんの事を伝えた。博士は彼女について話してくれた。人間のように思考や行動をするロボットを作ろうしていたが、プログラムの矛盾が多く発生し、不安定になり暴走したと。ニコはあのお姉さんにそんな部分はなかったと話す。彼女は博士の友達が独自の方法で安定化させたそうだ。その修理の結果、博士の思い描いていたロボットになった。だけど博士はロボットを見捨て、あの場所には二度と行ってない…手紙は送ってる様子だったけど。後の話を聞くからに、博士の友人も恐らく『作者』だと思う。博士の部屋の棚から【ラメ入りのノリ】を入手。

行商人通りで写真を撮る方法を聞いて、指示通りに【レンズ】一式をセットして撮影。

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ニコは写真を見ると自分の瞳が大きいことに驚いていた。僕もゲーム開始時に驚かされた。博士から貰った【図書館カード】、【ラメ入りのノリ】、【ニコの写真】を組み合わせて偽装した図書館カードを作成し、図書館へ戻った。ドキドキしながら図書館ロボットに掲示する。「顔認証成功。どうぞお通りくださいキップさん」・・・処理はガバガバである。やっと収蔵庫へ進める。サイコロ頭の館長ジョージに塔の行き方を聞くが、階段等が一切なくてわからないと答える。

「神様(プレイヤー)に聞けば何かわかるかもしれない。多分だけど秘密の書に書いてある。読んだことはないが」

館長なら【奇妙な本】を解読できるかもしれないと本を差し出す。時間が掛かるかもしれないが解読を試みてくれた。ニコは疲れが溜まっているのかアクビをする。屋根裏のゲストルームで休むと良いと館長に提案される。ネコみたいに丸くなってと…避難所ではやたらネコに例えられる回数が多い。館長によると、本の表紙に黒のクローバーマークがあるのは全て『作者』の作品という目印だと教えられた。『作者』の矛盾点のような話も聞かされた。クローバーマークの本は何冊か読んだが、どれも世界観を補足する設定資料集のような書き方だった。

 

お昼寝していつもの再起動。ママと楽しく談笑している夢…そして電球、太陽が壊れている夢をみるニコ

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「あれって…」と何か言いかけたがやめるニコ。館長に話しかけると日記の解読は終わっていたようだ。日記の内容は神(プレイヤー)に宛てられたもので、こう書かれていた

塔は、捉えどころのない『存在』の領域だ。この『存在』は、この世界と繋がっている。とりあえずは、世界の塊として考えもらってもかまわない。その魂に物理的な形態はないが、コンピューターや他の機械を通じてコミュニケーションを取ることができる。…誰のことを言っているのか、分かっているよね。君が救世主とともにここに来た時、ヤツはすぐに君に接触してきたはずだ。独自の方法で、『存在』は君たちを塔に導く。入り口は等の基部にあるそして以前までにあった塔の3つのかけらも必要になる。そこでは、救世主は何もできない。だがその一方で、○○○、君は…床の模様を見るんだ。そして、ただそれに従えばいい。が消えるだろうが、元に戻せばいい。

【電球】と【金色の羽】の2つしかないと困惑しているニコに【金色のサイコロ】をくれた館長。かけらがニコの目玉とかじゃなくて良かった。

f:id:ayanon_6y:20180405092853j:plain『存在』というのはパソコンの語り手の事だろう。独自の方法で塔へ導いていたというが、彼が敵のようにはとても思えなかった。今まで来たルート以外にも道があったのだろうか?真意を確かめるためにも塔に行かなければ…。

図書館を出ると「ぐぅ~」とお腹の音がする。ココに来てまだ何も食べてないのでカフェに寄ろうと提案するニコ。これは…パンケーキを食べる気だ。パンケーキ食べて電球が壊れる正夢にはならないよね?エレベーターで上に戻り、カフェでパンケーキを頬張るニコ。世界で一番好きな食べ物はパンケーキの中でもママの作るヘーゼルナッツ入の特製パンケーキだと話すニコの目には涙が…自分が本当に世界を救うために来たのかと…道中で話した人々には太陽を戻すだけではどうにもならないと言われて不安になっていた。ただもう一度ママに会いたいだけなのに…涙は止まらない。全てが終わればきっと帰れるはずと励ますカフェ店員。それを聞いて泣き止んだニコはエレベーターで降っていく。 

塔に向かう前にメンテンス業者の人に声をかけようと思ったけど何処にも居なかった…先に進もう。 探索中1度訪れた時、不気味ですぐ逃げた塔の基部に辿り着いた。

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日記に書いてあった内容を思い出す。「床の模様を見るんだ。そして、ただそれに従えばいい。」床の指示通りゲーム終了する。今までゲーム終了時には進行をセーブするかのポップアップウィンドウが出てきたが、今回はソレが出ないまま終了した。すごい嫌な予感がする…。

【避難所】アレコレ考えながらのOneShot Part3【プレイ日記】

ゲームプレイ中に都度メモ書きしたのをまとめた行動記録みたいなものでゲーム進行をなぞりつつ、途中途中でこうではないのか…?とその時に考えていた事が書いてます。

Part3では避難所到着時から避難所(地表)に到着する所までをまとめました

 

避難所は高層ビルでいっぱいだ

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ロボットに塔の行き先を尋ねる。「塔は地表にある。」え?今まで地下に居たの?「下を見ろ。」早とちり…自分たちの居る場所が高い所で下に降りていくのね。塔を見つけるのは容易だが、入るには下の図書館で情報を集めるといいと教えてくれた。階段を降りていくと「動けよお!」\ガンガン/声と音が聞こえる。声の主を尋ねると、どうやらエレベーターのボタンパネルが欠けて下に降りれないので苛立っている様子だ。下に降りるにはコレ以外道はないと言われたので代用になるものを探さなくては…。

カフェでは【空のコーヒー缶】を入手した。ニコはコーヒーが苦手みたい。店員が言うには避難所のあちこちが四角形に侵食され、階段も使えないので客が来ないみたい。それとエレベーター前に居る男性はメンテナンス業者だと教えてくれた。

オフィス奥でパソコンを発見。「もうじき、これが必要になる。」「このフィルムを虚空に晒したまえ。」「またフィルムを戻せば、答えは明らかになる。」一方的に語ると数字が羅列した【変なフィルム】が出てきた。

 

辺りを歩いているとニコはビルがある街に来るのは初めてだと話す。殆どの人間はココに避難しているのだろうか

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ニコの住んでいる村は平原で囲まれ、一番高い建物でも2階建てなので大違いだと驚いていた。プレイヤーは何処に住んでいるのと聞かれ、悩みつつ「街」と答える。ニコは楽しそうだけどちょっと怖そうだねと返事した。

 

アパートではロボットを制御化しようとする少女に出会う。時々出てくる制御化の単語について詳しく教えて欲しいとニコは問うが、詳しくは教えてくれなかった。共同トイレでは散乱した髪の毛の上から【ハサミ】を入手。トイレは暗くて不気味だったので他は一切調べず、逃げるように退散した。怖い声で鳴くペンギンのぬいぐるみ等にビビりながらも探索を続けた。

一通りは調べたので【変なフィルム】の謎解きに着手。パソコンの語り手に貰った更なるヒント「我々の世界と、君の世界を結びつける4つ壁の向こうに、虚空がある。君の視界の端、何もかもが見えなくなる場所だ…」から予想するにフルスクリーン画面やウィンドウ画面の切り替えだと思う。何度か切り替えつつ調べたら数字が浮かび上がった。予想通りかな

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解けたはいいが数字を使う場所が見当たらない。進行フラグが見つからないのでベッドでお昼寝してリセット。ママが作ったパンケーキを頬張るニコの誕生日の夢で始まる。

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自分が幼い頃の誕生日の思い出と言えば、母の手作りチョコバナナのケーキと必ずあったのがチューリップのから揚げだった。こういう思い出はちゃんと覚えてるものだね。ニコは「プレイヤーにも誕生日があるの?」と聞くので「はい」と答えた。「好きな食べ物はパンケーキ?パンケーキは好き?」と食い気味にニコは聞いてくる。焼くのに時間は掛かるし、甘党でもない。嫌いではないので「はい」と答えた。はじめて嘘の選択技をしたかも…ニコを悲しむ顔を見たくなかったから

ニコはパンケーキが大好物で去年の誕生日では10個はペロリと食べたそうだ。5chのスレタイにありそうな食いっぷりである。

他にはニコの住む近所にパン屋等があると教えてくれた。プレイヤーはご近所とは仲は良いのか聞かれた。マンション生活になってからはご近所付き合いって減ったよな…「いいえ」と答えた。それは寂しいねと同情してくれた…ありがとね。ニコの村では皆が協力して食事や仕事をしているそうだ。良い所に住んでるね…昔話に花を咲かせていると皆に会いたいと悲しむニコ。大丈夫、これが終わればきっと戻れるはずだ・・・頑張ろう

 

手に入れたアイテムの整理をする。【ハサミ】と【コーヒ缶】、【磁石】を組み合わせて【磁気を帯びたボタン】を作成。それをオフィスにあるテープを借りてグルグル巻きに固定した。エレベーターデッキに戻って先程作った【ボタン】をはめ込む。一瞬四角形が現れて失敗した?と思ったけど無事に再起動。しかしセキュリティーコードが必要と言われ。戸惑うメンテナンス業者の男性。【変なフィルム】に書いてたコードを入力するとエレベーターの扉が開いた。驚く男性は「救世主だからか。」と自身で納得させていた。中で先に待ってるとエレベーターに入っていく。戻れなそうな雰囲気なので再度探索。オフィス奥のパソコンを調べると「ほう、フィルムを完全に露出させることなくコードを言い当てたのか。」「良かったな」とだけ言って電源が切れた。他に解く方法があったのかな?

エレベーターで沈黙のニコと男性。気まずい雰囲気の中、向こうから話しかけてくれた。

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彼の仕事は街の電灯修理で、最近はロボットが壊れる事が多いので光源エネルギーの補充等のインフラ整備の代行もしていること。この避難所は最初、不毛の土地から逃げてきた人だけだったが、最近は峡谷の人も避難してきていると。ここは不毛の土地や峡谷よりは安全だが、避難所は四角形は一番多く現れること。会話にプレイヤーの名前が出てくる辺り、神(プレイヤー)は一般的に認知されているようだ。

 

一通り話が済んだと同時にエレベーターが避難所(地表)に着いた。塔はきっともうすぐだろう。